『両眼視開放視力測定』で
ストレスの少ない快適視力を


◆『両眼視開放視力測定』って何?
◆『斜視』『斜位』『固視ズレ』はストレスの元
◆『斜視』『斜位』『固視ズレ』の対処方法は?
◆『両眼視開放視力測定』の正しいメガネを



◆『両眼視開放視力測定』って何?
 私達は両目を開け、両目で同時にモノを見ています。その時の片目の見え方は、他方の目を閉じるか、何かで覆うかしないと、確認出来ません。でも、出来れば、両目を開けたままで、片目、片目の見え方も確認出来たら凄い事です。
 これを確認出来る唯一の方法が『両眼視開放視力測定』です。しかも、これを確認する事は、実はたいへん大切な事なのです。
 片目を見えなくしている状態(片眼遮蔽状態)での、もう一方の片目の見え方と、両目が見えている状態(両眼開放状態)での、同じ片目の見え方とが、実は同じではない事が多いのです。
 極端な例ですが、片目ずつでは良く見えるのに、その片目片目を同時に開いて両目で見ると『片方どちらかの目が全く見えておらず、実は片目でしか見えていない』場合もあるのです。
 この様な状態を『斜視』『斜位』、または『固視ズレ』等と言い、両目で見る一点がズレてしまう状態で、焦点が合わない事を指します。


◆『斜視』『斜位』『固視ズレ』はストレスの元
 『斜視』『斜位』『固視ズレ』になると、以下の症状が起きやすくなります。

  (1)眼性疲労、肩こり、頭痛などが起きやすい。
    例)良く見えるけど疲れる・・・等
  (2)立体視や動体視力が悪くなる。距離感が取りづらい。
    例)自動車二種免許の立体視テストに受からない
      車庫入れや狭い所を通る時にクルマをよくぶつける
      野球のバッティングやゴルフのショット・パットが上達しない・・・等
  (3)疲れるとモノが二重に見えはじめる
    例)ご年配の方は、片目で見た方が楽・・・等
  (4)集中力や持続力が落ちる
    例)勉強嫌い、読書が長続きしない・・・等
  (5)視力低下が著しい・・・等

 『斜視』『斜位』『固視ズレ』は、主に両目の筋肉のバランスが崩れ、目の焦点が上下や左右にズレやすくなる事で起きます。両眼とも、それぞれが良い目なのに、両目で見る時になると、お互いが助け合っていない事が原因なのです。


◆『斜視』『斜位』『固視ズレ』の対処方法は?

  (1)持続的な、目の運動をする(特にお若い方)
  (2)薬を投与する(眼筋麻痺を除去する等)
  (3)『両眼視開放視力測定』の正しいメガネを使用する
    ○プリズムで、ズレている目の光の方向を変え、
     両眼の焦点をピッタリ合わせる様に測定
    ○測定結果を反映したレンズを制作
    ○それをフレームにピッタリ合う様に、精密加工
    ○出来上がったメガネを正しいフィテングで掛ける

 改善の程度には個人差がありますが、上記の3方法が最もポピュラーな方法とされており、私たちメガネ店で出来るのは(3)の方法です。
 ところが『両眼視開放視力測定』は、片眼を遮蔽した状態で視力測定する事は出来ません。『両眼視開放視力測定』の正しいメガネを制作するには、視力測定とメガネの加工に、たいへん精密で高度な技術を必要とします。


◆『両眼視開放視力測定』の正しいメガネを

 さて、この様な測定方法や、加工技術を駆使し、メガネ作りをしているお店が、私達が見る限りでは、ほとんどなきに等しいと思われるのは、何故でしょうか?それは

  (1)手間や時間がかかりコストが高くなる
  (2)技術力や知識や経験不足

以上が主な要因ではないかと思われます。
 目の機能やレンズ光学、フレームの知識と言った、あらゆる知識を熟知し、かつ、それを駆使しなくてはなりません。それには専門知識を常に学習し、技術を熟練させる日頃からの努力がなければ不可能だと、私達は考えています。
 「固視ずれに対応したメガネを作れますか?」と訊ね、店員さんがその事を理解し説明出来るか、一度お試し頂くのも良いかも知れません。仮に理解出来たとしても、実際に対応し、実践出来る店、残念ですが、そうないのが実情です。
 本来のメガネ店であれば、出来て当然、やって当たり前である事が手を抜かれている現状を、私達は、大変憂慮しております。
 特に順応性の優れてれる若い方々は、多少不正確な視力測定で出来上がったメガネでも、ご自分の目の調節力で無理をしてでも、合わせてしまう事が出来ます。しかし、その不正確さは確実に、その人の目に負荷つまりストレスをかけ、
様々な悪影響を及ぼしているのです。
 より正しく、理想に近いメガネとは、「カッコ良さ」「掛け心地」「視力良好」…これだけでは不十分です。まず眼科で目を診察して頂くこと。そしてメガネを掛けた時、自分の両眼が「如何に無理なく」「正しく機能しているか」が、たいへん大切な要素とメガネの杉浦は考えます。それを可能にする測定方法のひとつが『両眼視開放視力測定』で、この測定方法で3Dなどの立体感や深視力が、より良く改善される事が多いのです。
 メガネの杉浦では動体視力や奥行測定(自動車の普通および大型2種免許などに必要な深視力測定)と言った視機能測定も無料にて実施しております。また御予算やTPOに合わせた、トータルなご相談も承っております。みなさまのご来店を心よりお待ち致しております。

  ※『両眼視開放視力測定』は当店独自呼称です。一般呼称がない為“便宜上命名”しております。
  ※斜視の方は、個人差により『両眼視開放視力測定』でも立体視力を完全快復出来ない場合があります。


文責 碧南メガネの杉浦
代表 杉浦 友彦    

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